他の客も酔いが回ってきた頃に、またBrianSepがやってきた。この前新聞に載っていたホモだ。BrianSepはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

BrianSepは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またCharlesjogがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。Charlesjogは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJeffreytwitsがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Jeffreytwitsはつっけんどんな態度でこう言った

自虐的ジョークがお得意のようだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRichardNomがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJosephCrokyがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

優男には二度と口を開かないでもらいたい。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJeffreytwitsがやってきた。結婚詐欺師仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Jeffreytwitsはつっけんどんな態度でこう言った

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRogerDibがやってきた。ポン引き仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

このオヤジは金の話しかしてこない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJoshuaAxoraがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。JoshuaAxoraはいかに女郎というものが素晴らしいかを主張し始めた。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またMarionGorがやってきた。二枚目はマドンナを探しているらしく、この二枚目が話すことといえばいつもマドンナの事だ。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきたマドンナに釘付けである。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRichardNomがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。この野郎が話すことといえばいつもレディの事だ。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの野郎だ。