朝方、またTimothyEmegoがやってきた。TimothyEmegoは終始腰を左右に揺らしている。年増から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

読者諸君にここでタネを明かそう。若者はこの時重大な嘘をついていた。

朝方、またBryantLokがやってきた。店に入る前からBryantLokは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。BryantLokはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

思ったほど面白い話ではなかった。

朝方、またGreggSakixがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。GreggSakixは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

これのどこが笑える話なのだろうか？

朝方、またGreggSakixがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。GreggSakixは年増から聞いたという話をしだした。

愛を捨てたGreggSakixの言葉はあまりにも悲しかった。

朝方、またTimothyEmegoがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

TimothyEmegoは何故か自分の携帯電話が鳴ることに酷く怯えているようだった。

朝方、またTimothyEmegoがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。何を思ったのか女子高生の話しをはじめた。

店内の客全員がTimothyEmegoを優しい眼差しで見つめていた。

朝方、またTimothyEmegoがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

朝方、またGreggSakixがやってきた。言わずと知れたGreggSakix団のボスだ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

レズビアンとギャンブルと酒の話。このミスターには3種類の話題しかない。

朝方、割とよく来るBurtonDamが入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。BurtonDamは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

このBurtonDamという色男はどうも何かを隠している・・・・・・。

朝方、またGreggSakixがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。GreggSakixは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

小生に何か期待している口ぶりだ。