まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用しているジェントルマンが入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。BenitociGは思い出したかのようにこう言い出した。

そう言いながらもセックスアピールを忘れない。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している二枚目が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

BenitociGを警察に通報するべきか悩むところだ・・・。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している女殺しが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概のマダムは人生の地獄を見る。この女殺しが話すことといえばいつもマダムの事だ。

もはや現実を直視する事はできないようだ。

まだ日も高いうちに、割とよく来るChrisEmoriが入ってきた。二枚目はお嬢さんを探しているらしく、小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

そんな事を言っても愛する人は戻ってこない。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。RamonChivyはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

まだ日も高いうちに、割とよく来るChrisEmoriが入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。淑女から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

この台詞を最後にしてこの彼氏は旅立った・・・・・。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。KimberlyMokはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

あまりにも必死だったので小生は思わず吹き出してしまった。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Robertcerは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

小生の意識はRobertcerの鼻の穴から伸びている一本だけ長い毛に釘付けで、話を聞いている余裕はなかった。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している野郎が入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。ChrisEmoriはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのChrisEmoriさ。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している坊主が入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。この坊主が話すことといえばいつも美女の事だ。

StevenTatは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。