まだ日も高いうちに、またJordanAnilkがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。JordanAnilkは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

マドンナとギャンブルと酒の話。このダンディには3種類の話題しかない。

まだ日も高いうちに、この店の常連のLarrysnonsがいつものように入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Larrysnonsはいかにミスというものが素晴らしいかを主張し始めた。

このLarrysnonsという男の子はどうも何かを隠している・・・・・・。

まだ日も高いうちに、この店の常連のRichardPoimeがいつものように入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

小生に何か期待している口ぶりだ。

まだ日も高いうちに、またJordanAnilkがやってきた。JordanAnilkは店内中の小娘に投げキッスをし、JordanAnilkはつっけんどんな態度でこう言った

この中年の何を信じればいいと言うのか。

まだ日も高いうちに、またScottpagがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Scottpagは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

まだ日も高いうちに、この店の常連のHenryCremnがいつものように入ってきた。HenryCremnというふざけた名前の男だ。HenryCremnは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

HenryCremnは人の話を全く聞こうとしなかった。

まだ日も高いうちに、割とよく来るRalphWhonaが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の年増は人生の地獄を見る。RalphWhonaはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

そしてこの後、驚愕の事実が！

まだ日も高いうちに、またJordanAnilkがやってきた。JordanAnilkはウィンクを店にいた大和撫子に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、JordanAnilkはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

まだ日も高いうちに、割とよく来るRalphWhonaが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の大和撫子は人生の地獄を見る。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

何を言いたいのかサッパリ分からない。

まだ日も高いうちに、またScottpagがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。Scottpagは1歩もその場を動こうとしなかった。

うん？どっかで聞いたような台詞だ・・・・・。