大分夜も遅くなった頃、またKennethavaigがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Kennethavaigはいかにレディというものが素晴らしいかを主張し始めた。

どう聞いても自慢話だった。

大分夜も遅くなった頃、またKennethavaigがやってきた。Kennethavaigという名前は覚えるのに一苦労だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

おつむがちょっと弱そうだ。

大分夜も遅くなった頃、またKennethavaigがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。Kennethavaigは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

そう言った途端、大粒の涙がKennethavaigの目から溢れた。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある老人が入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。Danielronは最近の人妻がいかに腹立つかを力説しはじめた。

この老人の親の顔が見てみたい・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またKennethavaigがやってきた。Kennethavaigは終始腰を左右に揺らしている。この若者が話すことといえばいつも乙女の事だ。

Kennethavaigは自分の存在を誰かに知って欲しいのだ。

大分夜も遅くなった頃、またKennethavaigがやってきた。二枚目は令嬢を探しているらしく、Kennethavaigは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

聞いてはいけない話だったような気がする。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用しているホモが入ってきた。この前新聞に載っていたホモだ。HarveyTonはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

この後、誰もが予想だにしない展開が！

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある女殺しが入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。Andreaduemaは女郎から聞いたという話をしだした。

いけない。一瞬寝てしまった。

大分夜も遅くなった頃、またKennethavaigがやってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。Kennethavaigはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

事実だとしたらかなりやばい話だ。

大分夜も遅くなった頃、またKennethavaigがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

たかがそれだけのことを言いにわざわざ来たのだろうか！？