大分夜も遅くなった頃、この店の常連のGregoryabapsがいつものように入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。何を思ったのか令嬢の話しをはじめた。

読者諸君にここでタネを明かそう。英雄はこの時重大な嘘をついていた。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のGregoryabapsがいつものように入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。Gregoryabapsは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

要は小生にもスリを薦めているのである。

大分夜も遅くなった頃、またShannonRoxがやってきた。ShannonRoxというふざけた名前の男だ。ShannonRoxは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

これのどこが笑える話なのだろうか？

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のEthanslasyがいつものように入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。何を思ったのか人妻の話しをはじめた。

愛を捨てたEthanslasyの言葉はあまりにも悲しかった。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のLeroyIdewsがいつものように入ってきた。LeroyIdewsはウィンクを店にいたオバサンに送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

その横顔は若かりし頃のLeroyIdewsの母親に瓜二つだった。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある野郎が入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。ClaytonWantyはつっけんどんな態度でこう言った

店内の客全員がClaytonWantyを優しい眼差しで見つめていた。

大分夜も遅くなった頃、またShannonRoxがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。ShannonRoxは今の仕事のノミ屋を辞めたいというような話をしてきた。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るPhilipsibが入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。Philipsibはつっけんどんな態度でこう言った

淑女とギャンブルと酒の話。この坊主には3種類の話題しかない。

大分夜も遅くなった頃、またShannonRoxがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

このShannonRoxというジェントルマンはどうも何かを隠している・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またShannonRoxがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。得意万面で初恋の話をしだした。

台詞がどれだけ立派でもこのダンディが言っては・・・・・・。