遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のDonaldlotlyがいつものように入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

子供達が泣いてるぞ・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している彼氏が入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。Germanpewはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

この彼氏は金の話しかしてこない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の坊主が店に入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。MattLibは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

坊主のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。DavidDeEraはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

殆ど逆ギレだ・・・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用しているダンディが入ってきた。今夜は最悪の気分だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

何を語っても冴えないダンディだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のDonaldlotlyがいつものように入ってきた。店に入る前からDonaldlotlyは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Donaldlotlyはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のDonaldlotlyがいつものように入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Donaldlotlyは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

そう言ったDonaldlotlyの表情は酷く疲れていた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している優男が入ってきた。Germanpewが入ってくるなり店内が静まりかえった。得意万面で初恋の話をしだした。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るTylergetが入ってきた。言わずと知れたTylerget団のボスだ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

まるで小学生の会話だった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDonaldlotlyが入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。Donaldlotlyはいかにオバサンというものが素晴らしいかを主張し始めた。

オバサンに目がないらしい。