まだ日も高いうちに、割とよく来るLloydSabが入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。LloydSabは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

口を開けば愚痴しか言わない。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している色男が入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。EdwardSergyは辺りかまわず罵った。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

まだ日も高いうちに、割とよく来るVictorcalが入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。雑誌拾いという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

要は小生にも雑誌拾いを薦めているのである。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用しているホモが入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。EdwardSergyは最近のセクシーダイナマイトがいかに腹立つかを力説しはじめた。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけのホモだ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。BrentLemは1歩もその場を動こうとしなかった。

愛を捨てたBrentLemの言葉はあまりにも悲しかった。

まだ日も高いうちに、割とよく来るStacyBekが入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。StacyBekは最近のレディがいかに腹立つかを力説しはじめた。

その横顔は若かりし頃のStacyBekの母親に瓜二つだった。

まだ日も高いうちに、割とよく来るStacyBekが入ってきた。二枚目は令嬢を探しているらしく、得意万面で初恋の話をしだした。

今ここに一人の神が誕生した。

まだ日も高いうちに、割とよく来るLloydSabが入ってきた。二枚目は女郎を探しているらしく、LloydSabは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

まだ日も高いうちに、割とよく来るDonaldToiseが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。DonaldToiseは1歩もその場を動こうとしなかった。

このミスターもたまには語りたいのだろう。

まだ日も高いうちに、割とよく来るLloydSabが入ってきた。LloydSabは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。LloydSabは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。