店も賑わいを見せる頃、この店の常連のAlbertLowがいつものように入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。AlbertLowは女郎から聞いたという話をしだした。

・・・誰か通訳してくれ。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のEmmettkiblyがいつものように入ってきた。二枚目は女の子を探しているらしく、何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

可哀想だが小生は全然話を聞いていなかった。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のRobertDipがいつものように入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。RobertDipはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

この台詞に何の意味があるというのか・・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、またColinEmeftがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。金貸しという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

そう言いながらColinEmeftは恍惚の表情を浮かべた。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のAlbertLowがいつものように入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。何を思ったのか女の話しをはじめた。

・・・そして無情にも時は流れていった。

店も賑わいを見せる頃、またColinEmeftがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。この若者が話すことといえばいつもコギャルの事だ。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のRobertDipがいつものように入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。RobertDipは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のEmmettkiblyがいつものように入ってきた。こそ泥仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

「ゴミだって燃えるんだよ！」オヤジはそう言いたかったに違いない。

店も賑わいを見せる頃、またJasonutigeがやってきた。Jasonutigeはウィンクを店にいた淑女に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Jasonutigeは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

はい、お疲れさん。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のRobertDipがいつものように入ってきた。こう見えても金には汚い。RobertDipはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

独り言なのだろうか・・・・・？