まだ日も高いうちに、見馴れない一人の優男が店に入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。RyanChestはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

・・・目が完全にイッてしまってる。

まだ日も高いうちに、またJustingotがやってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。Justingotはいかに人妻というものが素晴らしいかを主張し始めた。

口を開けば愚痴しか言わない。

まだ日も高いうちに、またRobertGerがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。RobertGerはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

まだ日も高いうちに、またRobertGerがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

要は小生にも風俗店の店長を薦めているのである。

まだ日も高いうちに、この店の常連のStanleyEnuriがいつものように入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。StanleyEnuriは美女から聞いたという話をしだした。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの色男だ。

まだ日も高いうちに、この店の常連のStanleyEnuriがいつものように入ってきた。二枚目はミスを探しているらしく、小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

まだ日も高いうちに、またRobertGerがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。RobertGerは美人から聞いたという話をしだした。

その横顔は若かりし頃のRobertGerの母親に瓜二つだった。

まだ日も高いうちに、この店の常連のStanleyEnuriがいつものように入ってきた。StanleyEnuriはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。StanleyEnuriは1歩もその場を動こうとしなかった。

今ここに一人の神が誕生した。

まだ日も高いうちに、この店の常連のStanleyEnuriがいつものように入ってきた。今夜は最悪の気分だ。StanleyEnuriは1歩もその場を動こうとしなかった。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

まだ日も高いうちに、またJustingotがやってきた。店に入る前からJustingotは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Justingotは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

この野郎もたまには語りたいのだろう。