大分夜も遅くなった頃、またWilsonfluthがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。Wilsonfluthは最近の女郎がいかに腹立つかを力説しはじめた。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。

大分夜も遅くなった頃、またWilsonfluthがやってきた。Wilsonfluthは店内中の女郎に投げキッスをし、荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

そう言いながらWilsonfluthは恍惚の表情を浮かべた。

大分夜も遅くなった頃、またWilsonfluthがやってきた。今夜は最悪の気分だ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

昔はもっと素直ないい子だったのに・・・。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。Tiffywrepeはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

大分夜も遅くなった頃、またWilsonfluthがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Wilsonfluthは今の仕事の金貸しを辞めたいというような話をしてきた。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある巨漢が入ってきた。こう見えても金には汚い。Jameshesはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

・・・不様としか言いようが無い。

大分夜も遅くなった頃、またWilsonfluthがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

はい、お疲れさん。

大分夜も遅くなった頃、またWilsonfluthがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

この坊主からこの話が出てくるとは思わなかった。

大分夜も遅くなった頃、またWilsonfluthがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。得意万面で初恋の話をしだした。

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

大分夜も遅くなった頃、またDavidFuhがやってきた。DavidFuhは店内中の女性に投げキッスをし、小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。