大分夜も遅くなった頃、またStevenTatがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

隣のテーブルで１人の令嬢がStevenTatの様子を見て笑っていた。

大分夜も遅くなった頃、またDonaldCopがやってきた。こう見えても金には汚い。DonaldCopは辺りかまわず罵った。

周りの人間は誰もDonaldCopの言葉を聞いていなかった。

大分夜も遅くなった頃、またDonaldCopがやってきた。DonaldCopは店内中の女王様に投げキッスをし、小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

DonaldCopが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

大分夜も遅くなった頃、またStevenTatがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

・・・完全に正気を失っていた。

大分夜も遅くなった頃、またDonaldCopがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。DonaldCopはいかに生娘というものが素晴らしいかを主張し始めた。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るAaronhitが入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。Aaronhitは思い出したかのようにこう言い出した。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

大分夜も遅くなった頃、またDonaldCopがやってきた。DonaldCopはウィンクを店にいたオバサンに送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、オバサンから教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

大分夜も遅くなった頃、またDonaldCopがやってきた。この女殺しにつかまったら大概の年増は人生の地獄を見る。DonaldCopは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

DonaldCopの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

大分夜も遅くなった頃、またDonaldCopがやってきた。バーテンダー仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。DonaldCopは1歩もその場を動こうとしなかった。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、またBenitociGがやってきた。未成年の美貌に店内中の妖婦が息をのむ。BenitociGは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。