大分夜も遅くなった頃、この店の常連のJamesanewsがいつものように入ってきた。Jamesanewsというふざけた名前の男だ。Jamesanewsは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用しているジェントルマンが入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。RogerClevyはつっけんどんな態度でこう言った

声はでかいが中身は無い。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のJamesBinlyがいつものように入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。JamesBinlyはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

思ったほど面白い話ではなかった。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のJamesBinlyがいつものように入ってきた。この前新聞に載っていたホモだ。JamesBinlyは周りを警戒するようにこう言い出した。

これのどこが笑える話なのだろうか？

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のJamesBinlyがいつものように入ってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。JamesBinlyはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

愛されたい。小生にはそう言っているようにしか聞こえなかった。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のLeroyIdewsがいつものように入ってきた。LeroyIdewsはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

LeroyIdewsは何故か自分の携帯電話が鳴ることに酷く怯えているようだった。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のEthanslasyがいつものように入ってきた。Ethanslasyはウィンクを店にいた箱入り娘に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、何を思ったのか箱入り娘の話しをはじめた。

そう言って小粋なステップでダンスを踊った。

大分夜も遅くなった頃、またShannonRoxがやってきた。博徒仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。女から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

そういう話は自分の胸に閉まっておいたらどうだ。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るGregoryabapsが入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

生娘とギャンブルと酒の話。この色男には3種類の話題しかない。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のJamesanewsがいつものように入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。Jamesanewsは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

この台詞に何の意味があるというのか・・・・・・。