店も賑わいを見せる頃、何回かこの店を利用している野郎が入ってきた。店に入る前からBooking-yachts_bogは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

小生の意識はBooking-yachts_bogの鼻の穴から伸びている一本だけ長い毛に釘付けで、話を聞いている余裕はなかった。

店も賑わいを見せる頃、何回かこの店を利用している二枚目が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。Booking-yachts_bogはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのBooking-yachts_bogさ。

店も賑わいを見せる頃、またLindalapsEがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがあるオヤジが入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。何を思ったのかレディの話しをはじめた。

中身の無いオヤジだ。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある英雄が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Booking-yachts_bogはいかにレディというものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう言ってBooking-yachts_bogは不気味にはにかんだ。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある英雄が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。得意万面で初恋の話をしだした。

何度も聞いた話だった・・・・。

店も賑わいを見せる頃、何回かこの店を利用している英雄が入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。Williamqualsはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

声はでかいが中身は無い。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある旦那が入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。Booking-yachts_bogは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

Booking-yachts_bogは何が面白かったのか自分の話で爆笑していた・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。Booking-yachts_bogは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

今時こういう発言をする人間がいるだろうか？

店も賑わいを見せる頃、またLindalapsEがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。LindalapsEはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

愛されたい。小生にはそう言っているようにしか聞こえなかった。