店も賑わいを見せる頃、この店の常連のLarrymokがいつものように入ってきた。この貴公子につかまったら大概の女性は人生の地獄を見る。Larrymokは思い出したかのようにこう言い出した。

小生はその時Larrymokの殺意を確かに感じた・・・。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のLarrymokがいつものように入ってきた。Larrymokと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。Larrymokは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

御曹司には二度と口を開かないでもらいたい。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るLarrytutが入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。何を思ったのか妖婦の話しをはじめた。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るLarrytutが入ってきた。今夜は最悪の気分だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

口を開けば愚痴しか言わない。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のJamesAcuriがいつものように入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。JamesAcuriは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のLarrymokがいつものように入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。得意万面で初恋の話をしだした。

要は小生にもスリを薦めているのである。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のDavidGreetがいつものように入ってきた。DavidGreetというふざけた名前の男だ。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの男だ。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るLarrytutが入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のJamesAcuriがいつものように入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。JamesAcuriは1歩もその場を動こうとしなかった。

その横顔は若かりし頃のJamesAcuriの母親に瓜二つだった。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るKennethKamが入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

今ここに一人の神が誕生した。