遅い昼飯でも食べに来たのか、またAntonioIcewsがやってきた。店に入る前からAntonioIcewsは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またIsaacVowがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。IsaacVowは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

台詞がどれだけ立派でもこの老人が言っては・・・・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またArchiemarがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

慰めはいらない。要はそれが言いたいのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがあるオヤジが入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

Coreytennyは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またIsaacVowがやってきた。IsaacVowは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。IsaacVowは今の仕事の金貸しを辞めたいというような話をしてきた。

IsaacVowの話よりIsaacVowという名前の方が笑える。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している坊主が入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

一体全体どうなってしまうと言うのか！

遅い昼飯でも食べに来たのか、またArchiemarがやってきた。Archiemarというふざけた名前の男だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

それでよく今まで生きてこれたものだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またArchiemarがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。Archiemarは周りを警戒するようにこう言い出した。

眠くなる話だった・・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またAntonioIcewsがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またAntonioIcewsがやってきた。AntonioIcewsが入ってくるなり店内が静まりかえった。AntonioIcewsはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

このAntonioIcewsは友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。