他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertStifeがやってきた。RobertStifeという名前は覚えるのに一苦労だ。RobertStifeは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

今ここに一人の神が誕生した。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJosephgawがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。金貸しという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJosephgawがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。得意万面で初恋の話をしだした。

この色男もたまには語りたいのだろう。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJosephgawがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またVictornupがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

台詞がどれだけ立派でもこの学生が言っては・・・・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertStifeがやってきた。今夜は最悪の気分だ。RobertStifeは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

慰めはいらない。要はそれが言いたいのだろう。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertStifeがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。RobertStifeは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

RobertStifeはその曇った瞳で何を見ていたのだろうか。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またMichaelbumがやってきた。Michaelbumという名前は覚えるのに一苦労だ。Michaelbumはいかに貴婦人というものが素晴らしいかを主張し始めた。

Michaelbumの話よりMichaelbumという名前の方が笑える。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またVictornupがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

一体全体どうなってしまうと言うのか！

他の客も酔いが回ってきた頃に、またVictornupがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。Victornupはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

それでよく今まで生きてこれたものだ。