まだ日も高いうちに、またPhilipVenがやってきた。今夜は最悪の気分だ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

ご高説をありがとう。

まだ日も高いうちに、またJacobsoxがやってきた。ポン引き仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Jacobsoxは辺りかまわず罵った。

このオヤジからこの話が出てくるとは思わなかった。

まだ日も高いうちに、またJacobsoxがやってきた。Jacobsoxは店内中の女に投げキッスをし、何を思ったのか女の話しをはじめた。

Jacobsoxは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

まだ日も高いうちに、またGeraldDiugsがやってきた。ポン引き仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。GeraldDiugsは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

まだ日も高いうちに、またGeraldDiugsがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。GeraldDiugsはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

まだ日も高いうちに、またGeraldDiugsがやってきた。GeraldDiugsは終始腰を左右に揺らしている。GeraldDiugsは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

まだ日も高いうちに、またPedrotubがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

なかなか話し上手な色男だ。

まだ日も高いうちに、またJacobsoxがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

まだ日も高いうちに、またPedrotubがやってきた。二枚目は生娘を探しているらしく、Pedrotubは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

この二枚目は金の話しかしてこない。

まだ日も高いうちに、またPedrotubがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Pedrotubは思い出したかのようにこう言い出した。

男の子のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。