他の客も酔いが回ってきた頃に、またMatthewVaXがやってきた。言わずと知れたMatthewVaX団のボスだ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またTobiaswoushがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

まるで小学生の会話だった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

令嬢に目がないらしい。

他の客も酔いが回ってきた頃に、何回かこの店を利用している老人が入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

おつむがちょっと弱そうだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またMatthewVaXがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。MatthewVaXは辺りかまわず罵った。

そう言った途端、大粒の涙がMatthewVaXの目から溢れた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またMichaelCrokYがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。MichaelCrokYは周りを警戒するようにこう言い出した。

可哀想に・・完全に壊れきっている。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またTobiaswoushがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。Tobiaswoushは辺りかまわず罵った。

Tobiaswoushは自分の存在を誰かに知って欲しいのだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またElliottbiocaがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。何を思ったのか大和撫子の話しをはじめた。

自分の親から散々言われてきた言葉なのだろう。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またTobiaswoushがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。Tobiaswoushは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

この後、誰もが予想だにしない展開が！

他の客も酔いが回ってきた頃に、またTobiaswoushがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。Tobiaswoushは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

いけない。一瞬寝てしまった。