遅い昼飯でも食べに来たのか、またJavierIngekがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。JavierIngekはいかにお嬢さんというものが素晴らしいかを主張し始めた。

何を語っても冴えない老人だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またMarionGorがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。何を思ったのか女の話しをはじめた。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またRichardNomがやってきた。店に入る前からRichardNomは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

そう言ったRichardNomの表情は酷く疲れていた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またRichardNomがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またBrianSepがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。BrianSepはいかに女郎というものが素晴らしいかを主張し始めた。

それはここで言う事では無いと思うのだが・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またJoshuaAxoraがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。JoshuaAxoraは貴婦人から聞いたという話をしだした。

貴婦人に目がないらしい。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またJoshuaAxoraがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

おつむがちょっと弱そうだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またCharlesjogがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。Charlesjogはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

小生ならとてもじゃないが、このような話、恥ずかしくて人前ではできない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またMarionGorがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

可哀想に・・完全に壊れきっている。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またBrianAvaceがやってきた。BrianAvaceと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。BrianAvaceはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

BrianAvaceは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。