遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDanielcefが入ってきた。雑誌拾い仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Danielcefはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

・・・不様としか言いようが無い。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のEdwinWixがいつものように入ってきた。この貴公子につかまったら大概の生娘は人生の地獄を見る。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

ご高説をありがとう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のEdwinWixがいつものように入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

この御曹司からこの話が出てくるとは思わなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWillieLitがいつものように入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。WillieLitは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWillieLitがいつものように入ってきた。言わずと知れたWillieLit団のボスだ。WillieLitはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のEdwinWixがいつものように入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。EdwinWixは周りを警戒するようにこう言い出した。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWillieLitがいつものように入ってきた。この前新聞に載っていたホモだ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

未だに過去にすがって生きている。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のEdwinWixがいつものように入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

なかなか話し上手なジェントルマンだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDanielcefが入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

子供達が泣いてるぞ・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のEdwinWixがいつものように入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。得意万面で初恋の話をしだした。

この男の子は金の話しかしてこない。