遅い昼飯でも食べに来たのか、またJamesUnoftがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

その時小生はJamesUnoftを抱きしめたい衝動に駆られた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のKevinWewがいつものように入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のJessieFoeldがいつものように入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。JessieFoeldはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

その非情な目が見つめ続けてきた哀切な過去の結末とは・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のDanielkenがいつものように入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。Danielkenはいかに女性というものが素晴らしいかを主張し始めた。

ご高説をありがとう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある男が入ってきた。Jewellviomsは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Jewellviomsは女郎から聞いたという話をしだした。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またJamesUnoftがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。この学生が話すことといえばいつも人妻の事だ。

JamesUnoftは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のKevinWewがいつものように入ってきた。店に入る前からKevinWewは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。KevinWewは辺りかまわず罵った。

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のJessieFoeldがいつものように入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。JessieFoeldはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDanielkenが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。得意万面で初恋の話をしだした。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のKevinWewがいつものように入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

なかなか話し上手なプリンスだ。