遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWilliamtearpがいつものように入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。小娘から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るJefferyMowが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWilliamtearpがいつものように入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。Williamtearpは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

・・・不様としか言いようが無い。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のDanielkenがいつものように入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。何を思ったのか女王様の話しをはじめた。

はい、お疲れさん。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またJamesUnoftがやってきた。この女殺しにつかまったら大概の美女は人生の地獄を見る。JamesUnoftはつっけんどんな態度でこう言った

この女殺しからこの話が出てくるとは思わなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のJessieFoeldがいつものように入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。JessieFoeldは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のKevinWewがいつものように入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。KevinWewは辺りかまわず罵った。

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のDanielkenがいつものように入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のDanielkenがいつものように入ってきた。こう見えても金には汚い。Danielkenは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

未だに過去にすがって生きている。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またJamesUnoftがやってきた。JamesUnoftは終始腰を左右に揺らしている。大和撫子から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

なかなか話し上手な若者だ。