朝方、この店の常連のStevenafがいつものように入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。Stevenafはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

小生はひたすら我慢して聞いてあげた。

朝方、この店の常連のJamesNeidoがいつものように入ってきた。今夜は最悪の気分だ。JamesNeidoは思い出したかのようにこう言い出した。

JamesNeidoの言葉にはどこか淫靡な響きがある。

朝方、見馴れない一人の若者が店に入ってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

その時小生はNicoleclarmを抱きしめたい衝動に駆られた。

朝方、この店の常連のStevenafがいつものように入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。マドンナから教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

朝方、この店の常連のStevenafがいつものように入ってきた。未成年の美貌に店内中の年増が息をのむ。Stevenafは今の仕事のスリを辞めたいというような話をしてきた。

その非情な目が見つめ続けてきた哀切な過去の結末とは・・。

朝方、この店の常連のDanielpapがいつものように入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

ご高説をありがとう。

朝方、割とよく来るWilliamdipが入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。何を思ったのかマドンナの話しをはじめた。

この学生からこの話が出てくるとは思わなかった。

朝方、この店の常連のDanielpapがいつものように入ってきた。Danielpapはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

Danielpapは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

朝方、この店の常連のDanielpapがいつものように入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

朝方、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

自虐的ジョークがお得意のようだ。