大分夜も遅くなった頃、またJamesDumがやってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。JamesDumは辺りかまわず罵った。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

大分夜も遅くなった頃、またJamesIroffがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。JamesIroffは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

大分夜も遅くなった頃、またGeorgeInodsがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。GeorgeInodsはいかに女の子というものが素晴らしいかを主張し始めた。

彼氏には二度と口を開かないでもらいたい。

大分夜も遅くなった頃、またJamesDumがやってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

大分夜も遅くなった頃、またJamesDumがやってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

口を開けば愚痴しか言わない。

大分夜も遅くなった頃、またGeorgeInodsがやってきた。こう見えても金には汚い。GeorgeInodsはつっけんどんな態度でこう言った

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

大分夜も遅くなった頃、またRichardjExがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。生娘から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた生娘に釘付けである。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るTylermizが入ってきた。店に入る前からTylermizは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Tylermizはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの野郎だ。

大分夜も遅くなった頃、またGeorgeInodsがやってきた。GeorgeInodsという名前は覚えるのに一苦労だ。何を思ったのかセクシーダイナマイトの話しをはじめた。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

大分夜も遅くなった頃、またJamesIroffがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。JamesIroffは1歩もその場を動こうとしなかった。

そう言ったJamesIroffの表情は酷く疲れていた。