まだ日も高いうちに、この店の常連のVictorcalがいつものように入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。Victorcalは1歩もその場を動こうとしなかった。

その時小生はVictorcalを抱きしめたい衝動に駆られた。

まだ日も高いうちに、割とよく来るEdwardSergyが入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

まだ日も高いうちに、割とよく来るEdwardSergyが入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。EdwardSergyは妖婦から聞いたという話をしだした。

その非情な目が見つめ続けてきた哀切な過去の結末とは・・。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の優男が店に入ってきた。WilliamTUTが入ってくるなり店内が静まりかえった。WilliamTUTはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

ご高説をありがとう。

まだ日も高いうちに、この店の常連のLloydSabがいつものように入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している彼氏が入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。LarryNoumNはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

LarryNoumNは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の野郎が店に入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。DontePsypeは淑女から聞いたという話をしだした。

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

まだ日も高いうちに、割とよく来るLloydSabが入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある優男が入ってきた。Williamnoriaが入ってくるなり店内が静まりかえった。Williamnoriaはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

まだ日も高いうちに、割とよく来るEdwardSergyが入ってきた。EdwardSergyは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。EdwardSergyは今の仕事の雑誌拾いを辞めたいというような話をしてきた。

なかなか話し上手な男性だ。