遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDanielcefが入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。Danielcefは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

坊主のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDanielcefが入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。Danielcefは1歩もその場を動こうとしなかった。

殆ど逆ギレだ・・・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDanielcefが入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Danielcefは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

何を語っても冴えない御曹司だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWillieLitがいつものように入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。WillieLitは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るWillieLitが入ってきた。WillieLitは店内中のマダムに投げキッスをし、WillieLitはマダムから聞いたという話をしだした。

小生はこの時のWillieLitの笑顔を未だに忘れない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDanielcefが入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のEdwinWixがいつものように入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。得意万面で初恋の話をしだした。

まるで小学生の会話だった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るWillieLitが入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

小娘に目がないらしい。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るDanielcefが入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

おつむがちょっと弱そうだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るWillieLitが入ってきた。二枚目はチャック全開に気づいている様子もない。WillieLitはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

そう言った途端、大粒の涙がWillieLitの目から溢れた。