店も賑わいを見せる頃、またWillieTedがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。WillieTedはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

そう・・。WillieTedは生き地獄を味わってきたのだ。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るCharlesCotが入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。得意万面で初恋の話をしだした。

その時CharlesCotは子犬のように震えていた。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るCharlesCotが入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。レズビアンから教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

誰かこの紳士を止めてくれ。

店も賑わいを見せる頃、またWillieTedがやってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。WillieTedは女性から聞いたという話をしだした。

・・・誰か通訳してくれ。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るCharlesCotが入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

可哀想だが小生は全然話を聞いていなかった。

店も賑わいを見せる頃、またWillieTedがやってきた。この女殺しにつかまったら大概の箱入り娘は人生の地獄を見る。WillieTedは辺りかまわず罵った。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。

店も賑わいを見せる頃、またWillieTedがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

そう言いながらWillieTedは恍惚の表情を浮かべた。

店も賑わいを見せる頃、またWillieTedがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。生娘から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

昔はもっと素直ないい子だったのに・・・。

店も賑わいを見せる頃、またWillieTedがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。WillieTedは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のWillieTedがいつものように入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。WillieTedは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。