他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るSidneycofが入ってきた。二枚目は美女を探しているらしく、小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またBenitociGがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。何を思ったのか老婆の話しをはじめた。

世も末だ・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またGeorgefokがやってきた。Georgefokと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

そう言ってGeorgefokは不気味にはにかんだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またGeorgefokがやってきた。Georgefokは店内中の美人に投げキッスをし、何を思ったのか美人の話しをはじめた。

何度も聞いた話だった・・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJazzplaymsk_doomyがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。Jazzplaymsk_doomyはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJazzplaymsk_doomyがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

Jazzplaymsk_doomyは何が面白かったのか自分の話で爆笑していた・・・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またGeorgefokがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。Georgefokは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

この老人の親の顔が見てみたい・・・・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDonaldCopがやってきた。DonaldCopというふざけた名前の男だ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

そう・・。DonaldCopは生き地獄を味わってきたのだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJazzplaymsk_doomyがやってきた。Jazzplaymsk_doomyはウィンクを店にいたマダムに送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

その時Jazzplaymsk_doomyは子犬のように震えていた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のStevenTatがいつものように入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。StevenTatは今の仕事のスリを辞めたいというような話をしてきた。

誰かこのジェントルマンを止めてくれ。