他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るDennisPewが入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

DennisPewは何故か自分の携帯電話が鳴ることに酷く怯えているようだった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJosephgawがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Josephgawは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

そう言って小粋なステップでダンスを踊った。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertStifeがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。RobertStifeはいかに女王様というものが素晴らしいかを主張し始めた。

そういう話は自分の胸に閉まっておいたらどうだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertStifeがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。RobertStifeはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

可哀想だが小生は全然話を聞いていなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertStifeがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。RobertStifeはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

この台詞に何の意味があるというのか・・・・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またVictornupがやってきた。Victornupが入ってくるなり店内が静まりかえった。Victornupは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

小生に何か期待している口ぶりだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またVictornupがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。Victornupはいかに妖婦というものが素晴らしいかを主張し始めた。

・・・そして無情にも時は流れていった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertStifeがやってきた。RobertStifeは店内中の女に投げキッスをし、小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertStifeがやってきた。RobertStifeは終始腰を左右に揺らしている。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

RobertStifeは人の話を全く聞こうとしなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJosephgawがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Josephgawは女の子から聞いたという話をしだした。

「ゴミだって燃えるんだよ！」貴公子はそう言いたかったに違いない。