大分夜も遅くなった頃、この店の常連のRichardShonsがいつものように入ってきた。RichardShonsは終始腰を左右に揺らしている。RichardShonsは思い出したかのようにこう言い出した。

要するに誰かの悪口が言いたいのだろう。

大分夜も遅くなった頃、またRichardtutがやってきた。こう見えても金には汚い。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

この時のこのRichardtutの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの小生には予想すらできなかった。

大分夜も遅くなった頃、またRichardtutがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。Richardtutはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

殆ど逆ギレだ・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またDouglasObsesがやってきた。どこにでもいるような人間だ。何を思ったのかオバサンの話しをはじめた。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のEdwardTabがいつものように入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。EdwardTabは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

大分夜も遅くなった頃、またRichardtutがやってきた。ノミ屋仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Richardtutはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

小生はこの時のRichardtutの笑顔を未だに忘れない。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のRichardShonsがいつものように入ってきた。RichardShonsというふざけた名前の男だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

世も末だ・・・。

大分夜も遅くなった頃、またDouglasObsesがやってきた。DouglasObsesは終始腰を左右に揺らしている。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

そう言ってDouglasObsesは不気味にはにかんだ。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のRichardShonsがいつものように入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。RichardShonsは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

どう聞いても自慢話だった。

大分夜も遅くなった頃、またRichardtutがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。