大分夜も遅くなった頃、またJazzplaymsk_doomyがやってきた。こう見えても金には汚い。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

Jazzplaymsk_doomyの言葉に時間が止まった。

大分夜も遅くなった頃、またStephenwetがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Stephenwetはミスから聞いたという話をしだした。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、またJazzplaymsk_doomyがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Jazzplaymsk_doomyはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

大分夜も遅くなった頃、またJazzplaymsk_doomyがやってきた。Jazzplaymsk_doomyは終始腰を左右に揺らしている。この若者が話すことといえばいつも令嬢の事だ。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

大分夜も遅くなった頃、またJazzplaymsk_doomyがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。Jazzplaymsk_doomyは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

この時のこのJazzplaymsk_doomyの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの小生には予想すらできなかった。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のRaymondKagがいつものように入ってきた。RaymondKagはウィンクを店にいたセクシーダイナマイトに送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、RaymondKagは1歩もその場を動こうとしなかった。

冗談にしては笑えない。

大分夜も遅くなった頃、またJazzplaymsk_doomyがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

大分夜も遅くなった頃、またStephenwetがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。Stephenwetはつっけんどんな態度でこう言った

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

大分夜も遅くなった頃、またStephenwetがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。何を思ったのか女子高生の話しをはじめた。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。

大分夜も遅くなった頃、またStephenwetがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Stephenwetは周りを警戒するようにこう言い出した。

世も末だ・・・。