朝方、この店の常連のJessieGomがいつものように入ってきた。店に入る前からJessieGomは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。得意万面で初恋の話をしだした。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

朝方、またColinEmeftがやってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。ColinEmeftはオバサンから聞いたという話をしだした。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

朝方、この店の常連のJoshuaSlultがいつものように入ってきた。JoshuaSlultが入ってくるなり店内が静まりかえった。得意万面で初恋の話をしだした。

なかなか話し上手な優男だ。

朝方、この店の常連のJessieGomがいつものように入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

子供達が泣いてるぞ・・・。

朝方、またJasonutigeがやってきた。Jasonutigeはウィンクを店にいた美女に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

この若者は金の話しかしてこない。

朝方、またLouisHOWがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。LouisHOWは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

男の子のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

朝方、この店の常連のJoshuaSlultがいつものように入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた美女に釘付けである。

朝方、またColinEmeftがやってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

何を語っても冴えないミスターだ。

朝方、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

朝方、この店の常連のJessieGomがいつものように入ってきた。JessieGomはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。JessieGomは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

そう言ったJessieGomの表情は酷く疲れていた。