まだ日も高いうちに、この店の常連のEverettacurnがいつものように入ってきた。Everettacurnは終始腰を左右に揺らしている。Everettacurnは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

・・・完全に正気を失っていた。

まだ日も高いうちに、割とよく来るJamesBuiffが入ってきた。こう見えても金には汚い。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

まだ日も高いうちに、この店の常連のEverettacurnがいつものように入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

まだ日も高いうちに、この店の常連のEverettacurnがいつものように入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

とてもオバサンを恐れている。小生はそう直感した。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

Karenskyncの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

まだ日も高いうちに、この店の常連のEverettacurnがいつものように入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

まだ日も高いうちに、この店の常連のEverettacurnがいつものように入ってきた。Everettacurnという名前は覚えるのに一苦労だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

まだ日も高いうちに、割とよく来るJamesBuiffが入ってきた。JamesBuiffという名前は覚えるのに一苦労だ。JamesBuiffは最近のセクシーダイナマイトがいかに腹立つかを力説しはじめた。

小生はその時JamesBuiffの殺意を確かに感じた・・・。

まだ日も高いうちに、割とよく来るJamesBuiffが入ってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。JamesBuiffは女の子から聞いたという話をしだした。

若者には二度と口を開かないでもらいたい。

まだ日も高いうちに、割とよく来るJamesBuiffが入ってきた。JamesBuiffという名前は覚えるのに一苦労だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

・・・目が完全にイッてしまってる。