大分夜も遅くなった頃、またDouglasObsesがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

この色男の親の顔が見てみたい・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またRichardtutがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。Richardtutは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

そう・・。Richardtutは生き地獄を味わってきたのだ。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のEdwardTabがいつものように入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。得意万面で初恋の話をしだした。

聞いてはいけない話だったような気がする。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るRichardShonsが入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。RichardShonsは思い出したかのようにこう言い出した。

誰かこの若造を止めてくれ。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るRichardShonsが入ってきた。RichardShonsはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。RichardShonsはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

・・・誰か通訳してくれ。

大分夜も遅くなった頃、またRichardtutがやってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。Richardtutはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

事実だとしたらかなりやばい話だ。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るRichardShonsが入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。RichardShonsはいかに女の子というものが素晴らしいかを主張し始めた。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。

大分夜も遅くなった頃、またRichardtutがやってきた。どこにでもいるような人間だ。Richardtutはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

小生はひたすら我慢して聞いてあげた。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のEdwardTabがいつものように入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。EdwardTabは辺りかまわず罵った。

昔はもっと素直ないい子だったのに・・・。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のEdwardTabがいつものように入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。EdwardTabは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。