まだ日も高いうちに、またRobertoPyworがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。RobertoPyworは周りを警戒するようにこう言い出した。

この貴公子からこの話が出てくるとは思わなかった。

まだ日も高いうちに、またMiguelLoantがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。MiguelLoantは1歩もその場を動こうとしなかった。

MiguelLoantは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

まだ日も高いうちに、またGlenncahがやってきた。二枚目は女王様を探しているらしく、何を思ったのか女王様の話しをはじめた。

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

まだ日も高いうちに、またGordonDuhがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。GordonDuhはいかに箱入り娘というものが素晴らしいかを主張し始めた。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

まだ日も高いうちに、またRobertoPyworがやってきた。どこにでもいるような人間だ。RobertoPyworは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

まだ日も高いうちに、またRobertoPyworがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。何を思ったのか大和撫子の話しをはじめた。

なかなか話し上手な優男だ。

まだ日も高いうちに、またJosephlapがやってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。Josephlapは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

まだ日も高いうちに、またLeroyexiReがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

このジェントルマンは金の話しかしてこない。

まだ日も高いうちに、またGlenncahがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

男の子のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

まだ日も高いうちに、またLeroyexiReがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。LeroyexiReはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた彼女に釘付けである。