店も賑わいを見せる頃、またEverettacurnがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。Everettacurnは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

それでよく今まで生きてこれたものだ。

店も賑わいを見せる頃、またJamesBuiffがやってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

眠くなる話だった・・・・。

店も賑わいを見せる頃、またEverettacurnがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

店も賑わいを見せる頃、またEverettacurnがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

このEverettacurnは友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。

店も賑わいを見せる頃、またEverettacurnがやってきた。バーテンダー仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Everettacurnはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

周りの人間は誰もEverettacurnの言葉を聞いていなかった。

店も賑わいを見せる頃、またJamesBuiffがやってきた。JamesBuiffはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。JamesBuiffはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

JamesBuiffが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

店も賑わいを見せる頃、またEverettacurnがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Everettacurnは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。

店も賑わいを見せる頃、またJamesBuiffがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。レズビアンから教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

店も賑わいを見せる頃、またEverettacurnがやってきた。こう見えても金には汚い。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

この店でのトラブルはごめんだ。

店も賑わいを見せる頃、またEverettacurnがやってきた。Everettacurnは終始腰を左右に揺らしている。Everettacurnはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

とてもマダムを恐れている。小生はそう直感した。