朝方、またHarveybeelmがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

この青年からこの話が出てくるとは思わなかった。

朝方、またLloydMawがやってきた。LloydMawはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。LloydMawはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

LloydMawは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

朝方、またHarveybeelmがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。Harveybeelmは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

朝方、またThomasLemがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

朝方、またLloydMawがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。大和撫子から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

朝方、見馴れない一人の旦那が店に入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。Reginamaymnは最近の淑女がいかに腹立つかを力説しはじめた。

なかなか話し上手な旦那だ。

朝方、またLloydMawがやってきた。LloydMawという名前は覚えるのに一苦労だ。LloydMawはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

子供達が泣いてるぞ・・・。

朝方、またHarveybeelmがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

この若造は金の話しかしてこない。

朝方、またThomasLemがやってきた。ThomasLemというふざけた名前の男だ。ThomasLemは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

男のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

朝方、またHarveybeelmがやってきた。Harveybeelmはウィンクを店にいた生娘に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Harveybeelmは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた生娘に釘付けである。