朝方、またGlenncahがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。Glenncahはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

朝方、またDanielheFがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。DanielheFは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

朝方、何回かこの店を利用している英雄が入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

小生はその時Richardjouckの殺意を確かに感じた・・・。

朝方、何回かこの店を利用している優男が入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。Richardjouckはつっけんどんな態度でこう言った

優男には二度と口を開かないでもらいたい。

朝方、またMichaelsquamがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。Michaelsquamは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

・・・目が完全にイッてしまってる。

朝方、何回かこの店を利用しているオヤジが入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

口を開けば愚痴しか言わない。

朝方、またDanielheFがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。DanielheFは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

朝方、またNathanPubがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。NathanPubはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

要は小生にも売人を薦めているのである。

朝方、またMichaelsquamがやってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。Michaelsquamはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの旦那だ。

朝方、またDanielheFがやってきた。この女殺しにつかまったら大概のお嬢さんは人生の地獄を見る。DanielheFは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

愛を捨てたDanielheFの言葉はあまりにも悲しかった。