店も賑わいを見せる頃、またTimothydapseがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。

店も賑わいを見せる頃、またClydeBialkがやってきた。ClydeBialkが入ってくるなり店内が静まりかえった。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

小生はひたすら我慢して聞いてあげた。

店も賑わいを見せる頃、またTimothydapseがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。Timothydapseはいかにレズビアンというものが素晴らしいかを主張し始めた。

昔はもっと素直ないい子だったのに・・・。

店も賑わいを見せる頃、またClydeBialkがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。ノミ屋という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

店も賑わいを見せる頃、またDavidFuhがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。DavidFuhはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

店も賑わいを見せる頃、またWilsonfluthがやってきた。Wilsonfluthはウィンクを店にいた乙女に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、この中年が話すことといえばいつも乙女の事だ。

・・・不様としか言いようが無い。

店も賑わいを見せる頃、またWilsonfluthがやってきた。店に入る前からWilsonfluthは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Wilsonfluthは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

ご高説をありがとう。

店も賑わいを見せる頃、またClydeBialkがやってきた。二枚目はチャック全開に気づいている様子もない。ClydeBialkは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

この二枚目からこの話が出てくるとは思わなかった。

店も賑わいを見せる頃、またDavidFuhがやってきた。店に入る前からDavidFuhは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。DavidFuhは辺りかまわず罵った。

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

店も賑わいを見せる頃、またTimothydapseがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。