他の客も酔いが回ってきた頃に、またClydeBialkがやってきた。この女殺しにつかまったら大概のレディは人生の地獄を見る。ClydeBialkは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

ここにも一人、季節の終わりに取り残された女殺しがいた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またWilsonfluthがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。この色男が話すことといえばいつもオバサンの事だ。

Wilsonfluthの言葉に時間が止まった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またWilsonfluthがやってきた。この前新聞に載っていたホモだ。Wilsonfluthはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

もはや現実を直視する事はできないようだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またTimothydapseがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。何を思ったのか人妻の話しをはじめた。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またTimothydapseがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDavidFuhがやってきた。二枚目は妖婦を探しているらしく、DavidFuhは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

この台詞を最後にしてこの二枚目は旅立った・・・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またTimothydapseがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。Timothydapseは彼女から聞いたという話をしだした。

冗談にしては笑えない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDavidFuhがやってきた。こう見えても金には汚い。DavidFuhは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

小生の意識はDavidFuhの鼻の穴から伸びている一本だけ長い毛に釘付けで、話を聞いている余裕はなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またTimothydapseがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。このプリンスが話すことといえばいつも彼女の事だ。

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のNormandSalがいつものように入ってきた。どこにでもいるような人間だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。