朝方、割とよく来るScottpagが入ってきた。Scottpagはウィンクを店にいた女王様に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

朝方、割とよく来るJordanAnilkが入ってきた。二枚目は大和撫子を探しているらしく、JordanAnilkは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

小生はその時JordanAnilkの殺意を確かに感じた・・・。

朝方、割とよく来るJordanAnilkが入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

この後、JordanAnilkは出入り禁止にさせてもらった。

朝方、前に見たことがある青年が入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Larrysnonsは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

・・・目が完全にイッてしまってる。

朝方、割とよく来るScottpagが入ってきた。二枚目は女郎を探しているらしく、一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。

朝方、割とよく来るScottpagが入ってきた。未成年の美貌に店内中のミスが息をのむ。Scottpagは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

読者諸君にここでタネを明かそう。未成年はこの時重大な嘘をついていた。

朝方、割とよく来るJordanAnilkが入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。JordanAnilkは最近の女の子がいかに腹立つかを力説しはじめた。

要は小生にも雑誌拾いを薦めているのである。

朝方、割とよく来るScottpagが入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。Scottpagは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

これのどこが笑える話なのだろうか？

朝方、割とよく来るScottpagが入ってきた。Scottpagは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Scottpagはレディから聞いたという話をしだした。

愛を捨てたScottpagの言葉はあまりにも悲しかった。

朝方、割とよく来るScottpagが入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。Scottpagは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

その横顔は若かりし頃のScottpagの母親に瓜二つだった。