朝方、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。EricaMonは小娘から聞いたという話をしだした。

聞いてはいけない話だったような気がする。

朝方、前に見たことがあるホモが入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。DavidDafはつっけんどんな態度でこう言った

この後、誰もが予想だにしない展開が！

朝方、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。Rogeranathはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

いけない。一瞬寝てしまった。

朝方、またVernonjesがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。得意万面で初恋の話をしだした。

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

朝方、この店の常連のLeslieCeliaがいつものように入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。LeslieCeliaは辺りかまわず罵った。

たかがそれだけのことを言いにわざわざ来たのだろうか！？

朝方、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。AdamEmefsは辺りかまわず罵った。

小生はひたすら我慢して聞いてあげた。

朝方、見馴れない一人の二枚目が店に入ってきた。二枚目は女性を探しているらしく、小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

Madelinevobの言葉にはどこか淫靡な響きがある。

朝方、何回かこの店を利用している貴公子が入ってきた。この貴公子につかまったら大概の乙女は人生の地獄を見る。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

その時小生はkrakr.cc-lizを抱きしめたい衝動に駆られた。

朝方、割とよく来るdarkdark-lizが入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。darkdark-lizは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

朝方、何回かこの店を利用しているミスターが入ってきた。言わずと知れたkrakr.cc-liz団のボスだ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

その非情な目が見つめ続けてきた哀切な過去の結末とは・・。