朝方、前に見たことがある男が入ってきた。Richarderemnというふざけた名前の男だ。Richarderemnは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

朝方、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。何を思ったのか女性の話しをはじめた。

独り言なのだろうか・・・・・？

朝方、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。言わずと知れたMelanieScady団のボスだ。MelanieScadyは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

大した内容ではなかった。

朝方、何回かこの店を利用している男性が入ってきた。Gregorytalはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。何を思ったのかオバサンの話しをはじめた。

そう言って、得意の嘘泣きをはじめた。

朝方、見馴れない一人の御曹司が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Walterimatsはいかにミスというものが素晴らしいかを主張し始めた。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された御曹司がいた。

朝方、何回かこの店を利用している男の子が入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。何を思ったのか大和撫子の話しをはじめた。

Gregorytalの言葉に時間が止まった。

朝方、何回かこの店を利用している中年が入ってきた。Gregorytalはウィンクを店にいた女王様に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

朝方、見馴れない一人の二枚目が店に入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

大分夜も遅くなった頃、またLindalapsEがやってきた。LindalapsEは店内中の妖婦に投げキッスをし、一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

この時のこのLindalapsEの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの小生には予想すらできなかった。