他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。RodneyPedは辺りかまわず罵った。

この店でのトラブルはごめんだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDavidKipがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。DavidKipは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

とてもミスを恐れている。小生はそう直感した。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDavidKipがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。得意万面で初恋の話をしだした。

DavidKipの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またBrianDesがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。BrianDesは辺りかまわず罵った。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRobertDubがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。RobertDubはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDavidKipがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。DavidKipは1歩もその場を動こうとしなかった。

DavidKipは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDavidKipがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。DavidKipはいかに乙女というものが素晴らしいかを主張し始めた。

この後、DavidKipは出入り禁止にさせてもらった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDavidKipがやってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。DavidKipは1歩もその場を動こうとしなかった。

・・・目が完全にイッてしまってる。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDavidKipがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

読者諸君にここでタネを明かそう。未成年はこの時重大な嘘をついていた。