店も賑わいを見せる頃、またWilliamciqueがやってきた。Williamciqueは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Williamciqueは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

店も賑わいを見せる頃、またWilliamciqueがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。得意万面で初恋の話をしだした。

小生はその時Williamciqueの殺意を確かに感じた・・・。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のHowardgofがいつものように入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

色男には二度と口を開かないでもらいたい。

店も賑わいを見せる頃、またWilliamciqueがやってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。Williamciqueは周りを警戒するようにこう言い出した。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のHowardgofがいつものように入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

口を開けば愚痴しか言わない。

店も賑わいを見せる頃、またWilliamciqueがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

店も賑わいを見せる頃、またWilliamciqueがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Williamciqueは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

要は小生にもヒモを薦めているのである。

店も賑わいを見せる頃、またWilliamciqueがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。何を思ったのか彼女の話しをはじめた。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの青年だ。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るRonnieweaksが入ってきた。Ronnieweaksは店内中の女に投げキッスをし、得意万面で初恋の話をしだした。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るRonnieweaksが入ってきた。Ronnieweaksは終始腰を左右に揺らしている。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

その横顔は若かりし頃のRonnieweaksの母親に瓜二つだった。