まだ日も高いうちに、またRobertUtiliがやってきた。RobertUtiliが入ってくるなり店内が静まりかえった。この優男が話すことといえばいつも彼女の事だ。

そう・・。RobertUtiliは生き地獄を味わってきたのだ。

まだ日も高いうちに、またRichardInalsがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。何を思ったのかセクシーダイナマイトの話しをはじめた。

聞いてはいけない話だったような気がする。

まだ日も高いうちに、またRobertBuhがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

誰かこの若造を止めてくれ。

まだ日も高いうちに、またRobertUtiliがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。RobertUtiliは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

・・・誰か通訳してくれ。

まだ日も高いうちに、またRichardInalsがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。得意万面で初恋の話をしだした。

事実だとしたらかなりやばい話だ。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。

まだ日も高いうちに、またRichardInalsがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。RichardInalsは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

そう言いながらRichardInalsは恍惚の表情を浮かべた。

まだ日も高いうちに、またRobertBuhがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

昔はもっと素直ないい子だったのに・・・。

まだ日も高いうちに、またRichardInalsがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

まだ日も高いうちに、またRobertUtiliがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。RobertUtiliはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。