大分夜も遅くなった頃、またLloydMawがやってきた。今夜は最悪の気分だ。LloydMawは1歩もその場を動こうとしなかった。

店内の客全員がLloydMawを優しい眼差しで見つめていた。

大分夜も遅くなった頃、またMathewalerbがやってきた。こう見えても金には汚い。Mathewalerbは大和撫子から聞いたという話をしだした。

そういう話は自分の胸に閉まっておいたらどうだ。

大分夜も遅くなった頃、またMathewalerbがやってきた。今夜は最悪の気分だ。Mathewalerbは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

妖婦とギャンブルと酒の話。このダンディには3種類の話題しかない。

大分夜も遅くなった頃、またLloydMawがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

この台詞に何の意味があるというのか・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またMathewalerbがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

小生に何か期待している口ぶりだ。

大分夜も遅くなった頃、またThomasLemがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。何を思ったのかオバサンの話しをはじめた。

この男の子の何を信じればいいと言うのか。

大分夜も遅くなった頃、またThomasLemがやってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

大分夜も遅くなった頃、またMathewalerbがやってきた。Mathewalerbという名前は覚えるのに一苦労だ。Mathewalerbは1歩もその場を動こうとしなかった。

Mathewalerbは人の話を全く聞こうとしなかった。

大分夜も遅くなった頃、またMathewalerbがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

そしてこの後、驚愕の事実が！

大分夜も遅くなった頃、またMathewalerbがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。