遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のMiquelNeuraがいつものように入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の人妻は人生の地獄を見る。スリという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るPedrohoupTが入ってきた。PedrohoupTは店内中の女性に投げキッスをし、PedrohoupTはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のMiquelNeuraがいつものように入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。MiquelNeuraは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

「ゴミだって燃えるんだよ！」巨漢はそう言いたかったに違いない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。Normangeaceは女子高生から聞いたという話をしだした。

はい、お疲れさん。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のAlbertJOINAがいつものように入ってきた。AlbertJOINAは店内中の美人に投げキッスをし、何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

独り言なのだろうか・・・・・？

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のAlbertJOINAがいつものように入ってきた。AlbertJOINAという名前は覚えるのに一苦労だ。得意万面で初恋の話をしだした。

大した内容ではなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のAlbertJOINAがいつものように入ってきた。店に入る前からAlbertJOINAは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。得意万面で初恋の話をしだした。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るMiquelNeuraが入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された色男がいた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るPedrohoupTが入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。PedrohoupTはいかにマダムというものが素晴らしいかを主張し始めた。

未だに過去にすがって生きている。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のAlbertJOINAがいつものように入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。AlbertJOINAは1歩もその場を動こうとしなかった。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。