朝方、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

事実だとしたらかなりやばい話だ。

朝方、この店の常連のVinceAxiotがいつものように入ってきた。VinceAxiotは終始腰を左右に揺らしている。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

たかがそれだけのことを言いにわざわざ来たのだろうか！？

朝方、またAlvinPneumがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

小生はひたすら我慢して聞いてあげた。

朝方、またRichardPathyがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

昔はもっと素直ないい子だったのに・・・。

朝方、またAlvinPneumがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

その時小生はAlvinPneumを抱きしめたい衝動に駆られた。

朝方、またAlvinPneumがやってきた。どこにでもいるような人間だ。AlvinPneumはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

朝方、またArthurkakがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

・・・不様としか言いようが無い。

朝方、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

ご高説をありがとう。

朝方、またGeorgeBafがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。GeorgeBafはつっけんどんな態度でこう言った

この優男からこの話が出てくるとは思わなかった。

朝方、またWilliamnicがやってきた。Williamnicは店内中の美女に投げキッスをし、Williamnicは1歩もその場を動こうとしなかった。

Williamnicは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。