大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の旦那が店に入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。Tonyanexはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された旦那がいた。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

未だに過去にすがって生きている。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。Anna_busは周りを警戒するようにこう言い出した。

要するに誰かの悪口が言いたいのだろう。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。LauraCrishは周りを警戒するようにこう言い出した。

この時のこのLauraCrishの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの小生には予想すらできなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

殆ど逆ギレだ・・・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またIvan_Twereがやってきた。Ivan_Twereと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またIvan_Twereがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。Ivan_Twereは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。