大分夜も遅くなった頃、またTimothyEmegoがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。大和撫子から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している中年が入ってきた。Michaelgalは店内中の女の子に投げキッスをし、Michaelgalは最近の女の子がいかに腹立つかを力説しはじめた。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。

大分夜も遅くなった頃、またTimothyEmegoがやってきた。TimothyEmegoが入ってくるなり店内が静まりかえった。TimothyEmegoは辺りかまわず罵った。

世も末だ・・・。

大分夜も遅くなった頃、またBryantLokがやってきた。BryantLokはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。BryantLokは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

そう言ってBryantLokは不気味にはにかんだ。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している女殺しが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の女郎は人生の地獄を見る。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

何度も聞いた話だった・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またBryantLokがやってきた。言わずと知れたBryantLok団のボスだ。売人という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。

大分夜も遅くなった頃、またBryantLokがやってきた。BryantLokはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。何を思ったのかお嬢さんの話しをはじめた。

BryantLokは何が面白かったのか自分の話で爆笑していた・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またGreggSakixがやってきた。どこにでもいるような人間だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

今時こういう発言をする人間がいるだろうか？

大分夜も遅くなった頃、またGreggSakixがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。得意万面で初恋の話をしだした。

そう・・。GreggSakixは生き地獄を味わってきたのだ。

大分夜も遅くなった頃、またBryantLokがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。BryantLokは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

その時BryantLokは子犬のように震えていた。