朝方、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。この貴公子につかまったら大概のお嬢さんは人生の地獄を見る。DallasFumはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

DallasFumは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

朝方、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。JoshuaWoxは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

中身の無い巨漢だ。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。Anna_busと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

そう言って体をピクピク痙攣させた。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。Anna_busと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。得意万面で初恋の話をしだした。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

声はでかいが中身は無い。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

思ったほど面白い話ではなかった。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。Anna_busは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

これのどこが笑える話なのだろうか？

大分夜も遅くなった頃、またAnna_busがやってきた。Anna_busと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。Anna_busはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

愛されたい。小生にはそう言っているようにしか聞こえなかった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の若者が店に入ってきた。Antoineerrogはウィンクを店にいた生娘に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Antoineerrogは生娘から聞いたという話をしだした。

Antoineerrogは何故か自分の携帯電話が鳴ることに酷く怯えているようだった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。Tammyemopsは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

そう言って小粋なステップでダンスを踊った。