まだ日も高いうちに、割とよく来るKeithMutが入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。KeithMutはいかにオバサンというものが素晴らしいかを主張し始めた。

KeithMutは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

朝方、またLindalapsEがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

朝方、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。Nicholasruithはつっけんどんな態度でこう言った

自虐的ジョークがお得意のようだ。

朝方、前に見たことがある坊主が入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

小生はその時RobertJalの殺意を確かに感じた・・・。

大分夜も遅くなった頃、またLindalapsEがやってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

英雄には二度と口を開かないでもらいたい。

大分夜も遅くなった頃、またLindalapsEがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。得意万面で初恋の話をしだした。

口を開けば愚痴しか言わない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。MichaelShindはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。ZackZenはいかにコギャルというものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきたコギャルに釘付けである。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またLindalapsEがやってきた。LindalapsEは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。何を思ったのか女子高生の話しをはじめた。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの男だ。