遅い昼飯でも食べに来たのか、またTimothydapseがやってきた。青年の美貌に店内中の小娘が息をのむ。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWilsonfluthがいつものように入ってきた。この女殺しにつかまったら大概のマダムは人生の地獄を見る。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またTimothydapseがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。Timothydapseはいかに女郎というものが素晴らしいかを主張し始めた。

小生はこの時のTimothydapseの笑顔を未だに忘れない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またTimothydapseがやってきた。店に入る前からTimothydapseは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Timothydapseは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWilsonfluthがいつものように入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。Wilsonfluthは乙女から聞いたという話をしだした。

まるで小学生の会話だった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWilsonfluthがいつものように入ってきた。Wilsonfluthは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Wilsonfluthは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

どう聞いても自慢話だった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のWilsonfluthがいつものように入ってきた。どこにでもいるような人間だ。Wilsonfluthは辺りかまわず罵った。

おつむがちょっと弱そうだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のTimothydapseがいつものように入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。Timothydapseはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

そう言った途端、大粒の涙がTimothydapseの目から溢れた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のTimothydapseがいつものように入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。何を思ったのか彼女の話しをはじめた。

この色男の親の顔が見てみたい・・・・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のTimothydapseがいつものように入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。Timothydapseはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

Timothydapseは自分の存在を誰かに知って欲しいのだ。