大分夜も遅くなった頃、またEdwardTabがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。EdwardTabはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

要は小生にもポン引きを薦めているのである。

大分夜も遅くなった頃、またRichardtutがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Richardtutは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

これのどこが笑える話なのだろうか？

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。RichardShonsはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

愛を捨てたRichardShonsの言葉はあまりにも悲しかった。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardTabがやってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

その横顔は若かりし頃のEdwardTabの母親に瓜二つだった。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardTabがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。何を思ったのかコギャルの話しをはじめた。

店内の客全員がEdwardTabを優しい眼差しで見つめていた。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardTabがやってきた。店に入る前からEdwardTabは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。得意万面で初恋の話をしだした。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

ミスとギャンブルと酒の話。この若造には3種類の話題しかない。

大分夜も遅くなった頃、またDouglasObsesがやってきた。この貴公子につかまったら大概の女性は人生の地獄を見る。女性から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

このDouglasObsesという貴公子はどうも何かを隠している・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またDouglasObsesがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

台詞がどれだけ立派でもこの坊主が言っては・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。こう見えても金には汚い。RichardShonsは女性から聞いたという話をしだした。

この巨漢の何を信じればいいと言うのか。