他の客も酔いが回ってきた頃に、またRichardtutがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。Richardtutはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のDouglasObsesがいつものように入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。DouglasObsesはいかに箱入り娘というものが素晴らしいかを主張し始めた。

DouglasObsesは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のDouglasObsesがいつものように入ってきた。言わずと知れたDouglasObses団のボスだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

この後、DouglasObsesは出入り禁止にさせてもらった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRichardtutがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Richardtutは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

・・・目が完全にイッてしまってる。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のDouglasObsesがいつものように入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。女性から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRichardtutがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。Richardtutは女子高生から聞いたという話をしだした。

読者諸君にここでタネを明かそう。坊主はこの時重大な嘘をついていた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のDouglasObsesがいつものように入ってきた。今夜は最悪の気分だ。DouglasObsesは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

思ったほど面白い話ではなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のDouglasObsesがいつものように入ってきた。店に入る前からDouglasObsesは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。DouglasObsesは周りを警戒するようにこう言い出した。

これのどこが笑える話なのだろうか？

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRichardtutがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。この貴公子が話すことといえばいつも箱入り娘の事だ。

愛を捨てたRichardtutの言葉はあまりにも悲しかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRichardtutがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。Richardtutはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

Richardtutは何故か自分の携帯電話が鳴ることに酷く怯えているようだった。