まだ日も高いうちに、またStephengoanoがやってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。Stephengoanoはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

まだ日も高いうちに、またVinceAxiotがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。この巨漢が話すことといえばいつもセクシーダイナマイトの事だ。

「ゴミだって燃えるんだよ！」巨漢はそう言いたかったに違いない。

まだ日も高いうちに、またArthurkakがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。Arthurkakはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

はい、お疲れさん。

まだ日も高いうちに、またAlvinPneumがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。タレコミ屋という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

独り言なのだろうか・・・・・？

まだ日も高いうちに、またAlvinPneumがやってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。AlvinPneumは今の仕事のタレコミ屋を辞めたいというような話をしてきた。

大した内容ではなかった。

まだ日も高いうちに、またStephengoanoがやってきた。こう見えても金には汚い。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

まだ日も高いうちに、またLeslieVogがやってきた。LeslieVogはウィンクを店にいた彼女に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、LeslieVogはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された中年がいた。

まだ日も高いうちに、またRobertAwactがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

未だに過去にすがって生きている。

まだ日も高いうちに、またLeslieVogがやってきた。LeslieVogという名前は覚えるのに一苦労だ。LeslieVogは女から聞いたという話をしだした。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

まだ日も高いうちに、またAlvinPneumがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。AlvinPneumはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。