店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

たかがそれだけのことを言いにわざわざ来たのだろうか！？

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。どこにでもいるような人間だ。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

隣のテーブルで１人のミスがTucvikgaDefの様子を見て笑っていた。

店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。GavinCexはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

GavinCexの言葉にはどこか淫靡な響きがある。

店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。GavinCexは最近の女郎がいかに腹立つかを力説しはじめた。

その時小生はGavinCexを抱きしめたい衝動に駆られた。

店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。二枚目は女を探しているらしく、GavinCexはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

・・・完全に正気を失っていた。

店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。GavinCexはいかに箱入り娘というものが素晴らしいかを主張し始めた。

その非情な目が見つめ続けてきた哀切な過去の結末とは・・。

店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。GavinCexは周りを警戒するようにこう言い出した。

ご高説をありがとう。

店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。GavinCexは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

GavinCexは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

店も賑わいを見せる頃、またGavinCexがやってきた。GavinCexは終始腰を左右に揺らしている。GavinCexはいかに老婆というものが素晴らしいかを主張し始めた。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。