朝方、この店の常連のJustingotがいつものように入ってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Justingotはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。

朝方、またRobertGerがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

そう言いながらRobertGerは恍惚の表情を浮かべた。

朝方、割とよく来るStanleyEnuriが入ってきた。どこにでもいるような人間だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

・・・そして無情にも時は流れていった。

朝方、何回かこの店を利用しているミスターが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

朝方、またRobertGerがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。RobertGerはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

朝方、何回かこの店を利用している優男が入ってきた。CharlesStataが入ってくるなり店内が静まりかえった。CharlesStataは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

・・・不様としか言いようが無い。

朝方、この店の常連のJustingotがいつものように入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。Justingotは1歩もその場を動こうとしなかった。

はい、お疲れさん。

朝方、この店の常連のLewisAbinoがいつものように入ってきた。LewisAbinoという名前は覚えるのに一苦労だ。このオヤジが話すことといえばいつも令嬢の事だ。

独り言なのだろうか・・・・・？

朝方、この店の常連のLewisAbinoがいつものように入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。この彼氏が話すことといえばいつも貴婦人の事だ。

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

朝方、この店の常連のJustingotがいつものように入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の令嬢は人生の地獄を見る。Justingotは1歩もその場を動こうとしなかった。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。