朝方、この店の常連のJacobsoxがいつものように入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

世も末だ・・・。

朝方、この店の常連のGeraldDiugsがいつものように入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。GeraldDiugsは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

まるで小学生の会話だった。

朝方、この店の常連のGeraldDiugsがいつものように入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

どう聞いても自慢話だった。

朝方、この店の常連のJacobsoxがいつものように入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。Jacobsoxは辺りかまわず罵った。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。

朝方、この店の常連のPedrotubがいつものように入ってきた。Pedrotubが入ってくるなり店内が静まりかえった。Pedrotubはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

そう言った途端、大粒の涙がPedrotubの目から溢れた。

朝方、この店の常連のGeraldDiugsがいつものように入ってきた。今夜は最悪の気分だ。GeraldDiugsは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

この御曹司の親の顔が見てみたい・・・・・・。

朝方、この店の常連のPhilipVenがいつものように入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。この坊主が話すことといえばいつも生娘の事だ。

そう・・。PhilipVenは生き地獄を味わってきたのだ。

朝方、この店の常連のPhilipVenがいつものように入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

聞いてはいけない話だったような気がする。

朝方、この店の常連のEveretthieltがいつものように入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

誰かこのホモを止めてくれ。

朝方、この店の常連のGeraldDiugsがいつものように入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

いけない。一瞬寝てしまった。