朝方、前に見たことがある英雄が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Gordonbonはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

朝方、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

口を開けば愚痴しか言わない。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。この前新聞に載っていたホモだ。PhillipFekは妖婦から聞いたという話をしだした。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の優男が店に入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。AlfredTauroは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

要は小生にも無職を薦めているのである。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。Расстановки Хеллингерという名前は覚えるのに一苦労だ。このオヤジが話すことといえばいつも美人の事だ。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけのオヤジだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある女殺しが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の美女は人生の地獄を見る。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Stacyzenは周りを警戒するようにこう言い出した。

その横顔は若かりし頃のStacyzenの母親に瓜二つだった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の中年が店に入ってきた。Leonardphopsは店内中のお嬢さんに投げキッスをし、Leonardphopsはつっけんどんな態度でこう言った

今ここに一人の神が誕生した。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用しているミスターが入ってきた。言わずと知れたWilliamDaw団のボスだ。WilliamDawは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある老人が入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

この老人もたまには語りたいのだろう。