遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のLarrysnonsがいつものように入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。こそ泥という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またScottpagがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

Scottpagは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のHenryCremnがいつものように入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のHenryCremnがいつものように入ってきた。HenryCremnという名前は覚えるのに一苦労だ。HenryCremnはいかにマドンナというものが素晴らしいかを主張し始めた。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またJordanAnilkがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のHenryCremnがいつものように入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

未成年には二度と口を開かないでもらいたい。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のHenryCremnがいつものように入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のLarrysnonsがいつものように入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。Larrysnonsはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

この旦那は金の話しかしてこない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のRichardPoimeがいつものように入ってきた。どこにでもいるような人間だ。マドンナから教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またScottpagがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきたセクシーダイナマイトに釘付けである。