朝方、またJamesUnamiがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。JamesUnamiは周りを警戒するようにこう言い出した。

・・・そして無情にも時は流れていった。

朝方、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。WillieNugは思い出したかのようにこう言い出した。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

朝方、またDenniscekがやってきた。Denniscekと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

Denniscekは人の話を全く聞こうとしなかった。

朝方、またJamesUnamiがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。JamesUnamiはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

「ゴミだって燃えるんだよ！」坊主はそう言いたかったに違いない。

朝方、またRalphFarがやってきた。言わずと知れたRalphFar団のボスだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

朝方、またJamesUnamiがやってきた。この女殺しにつかまったら大概のお嬢さんは人生の地獄を見る。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

独り言なのだろうか・・・・・？

朝方、またJamesUnamiがやってきた。この女殺しにつかまったら大概のお嬢さんは人生の地獄を見る。JamesUnamiは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

大した内容ではなかった。

朝方、またRalphFarがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。RalphFarはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

そう言って、得意の嘘泣きをはじめた。

朝方、またRalphFarがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。何を思ったのか大和撫子の話しをはじめた。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された青年がいた。

朝方、またDenniscekがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

Denniscekの言葉に時間が止まった。