大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。RichardShonsは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

そう言ったRichardShonsの表情は酷く疲れていた。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。RichardShonsが入ってくるなり店内が静まりかえった。RichardShonsは淑女から聞いたという話をしだした。

今ここに一人の神が誕生した。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

それはここで言う事では無いと思うのだが・・・。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。RichardShonsはいかにマダムというものが素晴らしいかを主張し始めた。

マダムに目がないらしい。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。得意万面で初恋の話をしだした。

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のジェントルマンが店に入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。Shawnhupは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

小生ならとてもじゃないが、このような話、恥ずかしくて人前ではできない。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。RichardShonsは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

慰めはいらない。要はそれが言いたいのだろう。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。RichardShonsは1歩もその場を動こうとしなかった。

RichardShonsは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。未成年の美貌に店内中の女の子が息をのむ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

自分の親から散々言われてきた言葉なのだろう。

大分夜も遅くなった頃、またRichardShonsがやってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。RichardShonsはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

一体全体どうなってしまうと言うのか！