大分夜も遅くなった頃、割とよく来るAaronhitが入ってきた。こう見えても金には汚い。Aaronhitはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

ミスに目がないらしい。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るAaronhitが入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。何を思ったのか令嬢の話しをはじめた。

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。

大分夜も遅くなった頃、またStevenTatがやってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。StevenTatは乙女から聞いたという話をしだした。

小生ならとてもじゃないが、このような話、恥ずかしくて人前ではできない。

大分夜も遅くなった頃、またBenitociGがやってきた。BenitociGは店内中の淑女に投げキッスをし、ポン引きという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

可哀想に・・完全に壊れきっている。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るAaronhitが入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

Aaronhitは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

大分夜も遅くなった頃、またChrisEmoriがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

自分の親から散々言われてきた言葉なのだろう。

大分夜も遅くなった頃、またBenitociGがやってきた。未成年の美貌に店内中の生娘が息をのむ。BenitociGはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

一体全体どうなってしまうと言うのか！

大分夜も遅くなった頃、またDonaldCopがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

小生は無言で酒を注いでやった。

大分夜も遅くなった頃、またBenitociGがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。BenitociGはつっけんどんな態度でこう言った

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

大分夜も遅くなった頃、またBenitociGがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。BenitociGは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。