遅い昼飯でも食べに来たのか、またPhilipVenがやってきた。どこにでもいるような人間だ。PhilipVenはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またPedrotubがやってきた。この女殺しにつかまったら大概の女子高生は人生の地獄を見る。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またPhilipVenがやってきた。未成年の美貌に店内中の彼女が息をのむ。PhilipVenは最近の彼女がいかに腹立つかを力説しはじめた。

要するに誰かの悪口が言いたいのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またJazz_play_Hogがやってきた。Jazz_play_Hogは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Jazz_play_Hogはつっけんどんな態度でこう言った

この時のこのJazz_play_Hogの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの小生には予想すらできなかった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またJazz_play_Hogがやってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。Jazz_play_Hogは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

冗談にしては笑えない。

まだ日も高いうちに、またJazz_play_Hogがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Jazz_play_Hogはいかに女王様というものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

まだ日も高いうちに、またJazz_play_Hogがやってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

まだ日も高いうちに、またJazz_play_Hogがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。PeorameMarは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

世も末だ・・・。

まだ日も高いうちに、またJacobsoxがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。この彼氏が話すことといえばいつも美女の事だ。

そう言ってJacobsoxは不気味にはにかんだ。