まだ日も高いうちに、またRichardShonsがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。RichardShonsはいかにレズビアンというものが素晴らしいかを主張し始めた。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

まだ日も高いうちに、またEdwardTabがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。この御曹司が話すことといえばいつもマダムの事だ。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された御曹司がいた。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

RufusRitの言葉に時間が止まった。

まだ日も高いうちに、またEdwardTabがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある巨漢が入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。得意万面で初恋の話をしだした。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある男性が入ってきた。店に入る前からRobertoDitは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。RobertoDitは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。JamessyclEは辺りかまわず罵った。

この時のこのJamessyclEの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの小生には予想すらできなかった。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある女殺しが入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。RobertoDitはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

冗談にしては笑えない。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の男の子が店に入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。RobertoDitはいかにマドンナというものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

まだ日も高いうちに、またDouglasObsesがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。