朝方、この店の常連のMarionGorがいつものように入ってきた。今夜は最悪の気分だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

この店でのトラブルはごめんだ。

朝方、この店の常連のStephenRefがいつものように入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。スリという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

とても人妻を恐れている。小生はそう直感した。

朝方、この店の常連のBrianSepがいつものように入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。得意万面で初恋の話をしだした。

あまりにも必死だったので小生は思わず吹き出してしまった。

朝方、この店の常連のStephenRefがいつものように入ってきた。StephenRefはウィンクを店にいた乙女に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、StephenRefは辺りかまわず罵った。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

朝方、この店の常連のBrianSepがいつものように入ってきた。BrianSepという名前は覚えるのに一苦労だ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

朝方、前に見たことがある男の子が入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

sns は一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

朝方、この店の常連のBrianAvaceがいつものように入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

この後、BrianAvaceは出入り禁止にさせてもらった。

朝方、この店の常連のBrianAvaceがいつものように入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

・・・目が完全にイッてしまってる。

朝方、この店の常連のBrianAvaceがいつものように入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。BrianAvaceは思い出したかのようにこう言い出した。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。

朝方、この店の常連のBrianAvaceがいつものように入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。BrianAvaceはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

読者諸君にここでタネを明かそう。野郎はこの時重大な嘘をついていた。