店も賑わいを見せる頃、またDenniscekがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。この坊主が話すことといえばいつも小娘の事だ。

冗談にしては笑えない。

店も賑わいを見せる頃、またDenniscekがやってきた。Denniscekと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

店も賑わいを見せる頃、またJamesUnamiがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。JamesUnamiは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

店も賑わいを見せる頃、またJamesUnamiがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

小生はこの時のJamesUnamiの笑顔を未だに忘れない。

店も賑わいを見せる頃、またDenniscekがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。Denniscekはいかにコギャルというものが素晴らしいかを主張し始めた。

世も末だ・・・。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のLaurainaveがいつものように入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Laurainaveは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

そう言ってLaurainaveは不気味にはにかんだ。

店も賑わいを見せる頃、またJamesUnamiがやってきた。この女殺しにつかまったら大概のレディは人生の地獄を見る。JamesUnamiはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

どう聞いても自慢話だった。

店も賑わいを見せる頃、またJamesUnamiがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。JamesUnamiはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。

店も賑わいを見せる頃、またJamesUnamiがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。JamesUnamiは思い出したかのようにこう言い出した。

JamesUnamiは何が面白かったのか自分の話で爆笑していた・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、またDenniscekがやってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。この旦那が話すことといえばいつも淑女の事だ。

この旦那の親の顔が見てみたい・・・・・・。