大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している旦那が入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。老婆から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

隣のテーブルで１人の老婆がRaymondVakの様子を見て笑っていた。

大分夜も遅くなった頃、またLindalapsEがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。LindalapsEはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

周りの人間は誰もLindalapsEの言葉を聞いていなかった。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある貴公子が入ってきた。Chrisnorという名前は覚えるのに一苦労だ。Chrisnorはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

Chrisnorが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。CosmoDrellという名前は覚えるのに一苦労だ。得意万面で初恋の話をしだした。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。

大分夜も遅くなった頃、またLindalapsEがやってきた。LindalapsEは終始腰を左右に揺らしている。何を思ったのか女性の話しをはじめた。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またLindalapsEがやってきた。この女殺しにつかまったら大概の彼女は人生の地獄を見る。LindalapsEはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。Forrestunextは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

とてもお嬢さんを恐れている。小生はそう直感した。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またLindalapsEがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。LindalapsEはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

LindalapsEの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

他の客も酔いが回ってきた頃に、何回かこの店を利用している中年が入ってきた。RaymondVakは店内中の小娘に投げキッスをし、自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。AdelaidaDubは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。